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注目デザイナーの初個展が開催

鈴木啓太の線:

LINE by Keita Suzuki

4th -19th August 2018
at Sori Yanagi Design Memorial, Kanazawa

 

35歳という若さで、日用品から鉄道車両まで幅広い領域を手掛けるプロダクトデザイナーの鈴木啓太。彼が主宰するPRODUCT DESIGN CENTER初の個展会場となるのは、日本のプロダクトデザインの礎を築いた柳宗理ゆかりの、柳宗理デザイン研究所です。同所初の柳以外のデザイナー展、「鈴木啓太の線」展では、近作に加えこれまであまり語られなかったプロセス、また数百の緻密なプロトタイプや映像を展示し、鈴木独自の感性が形になるまでを紹介。造形の基本となる「線」を軸に、プロダクトデザインの最前線をお見せします。

柳宗理が活躍した1964年の東京オリンピックを経て、折しも2回目のオリンピックが東京へやってくる今。異なる時代に生きながらも、多くの共通点を持つ2人のデザインには、社会へのどんなメッセージが込められているのでしょうか。柳宗理のデザインが現代のスタンダードになったように、鈴木のデザインもまた、次世代のスタンダードを目指して作られています。未来へ続くものづくりの現場を、ぜひ体感してください。

Keita Suzuki is a leading product designer who has dealt with products ranging from consumables to train carriages. His company – Product Design Center – presents its first exhibition at the Yanagi Sori Design Memorial, the facility named after the pioneer of product design in Japan, Sori Yanagi. This will be the first time the Memorial has held an exhibition for any designer other than Yanagi himself. The ‘Line by Keita Suzuki’ exhibition will showcase his latest designs, his production process, and hundreds of elaborate prototypes to demonstrate how his ideas have evolved and developed.

Sori Yanagi was a major contributor to the first Tokyo Olympics, in 1964. With the 2020 Tokyo Olympics now imminent, the exhibition contrasts and examines both similarities and differences between the two designers in design philosophy and social message. As Yanagi’s design became a standard for modern Japanese design, Suzuki’s design also aims to be a standard for the next generation. This is a rare opportunity to see how product design and society more widely has evolved, embodied by two of the leading designers of their day.

 

会期    2018年8月4日(土)- 8月19日(日)
開館時間  午前9時30分 - 午後5時
会場    柳宗理記念デザイン研究所
会場所在地 〒920-0902 石川県金沢市尾張町2丁目12番1号
休 館 日    月曜(但し月曜が祝日のときは開所)
観覧料    無料

主催:金沢美術工芸大学、PRODUCT DESIGN CENTER
グラフィックデザイン:村上雅士(㎡)
映像制作 : 鈴木将也
写真撮影 : 長谷川健太 (OFP)
施工 : スタンドアドサービス株式会社
会場構成 : PRODUCT DESIGN CENTER
展示モデル制作 : 廣村沙也加(PRODUCT DESIGN CENTER)
制作進行 : 大長将之(PRODUCT DESIGN CENTER)

Date : Saturday 4th - Sunday 19th August, 2018
Time : 9:30-17:00
Place   : Yanagi Sori Design Memorial
Adress : 2-12-1, Owari-cho, Kanazawa city, Ishikawa 920-0902, Japan
Closed   :Monday
Admission  : Free

Organized by : Kanazawa college of art, Product Design Center
Graphic design : Masashi Murakami(㎡)
Movie : Masaya Suzuki
Photo : Kenta Hasegawa(OFP)
Exhibition Construction : Stand Ad Service
Exhibition Space Design : Product Design Center
Model Making : Sayaka Hiromura(Product Design Center)
Production Management : Masayuki Onaga(Product Design Center)

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展示内容

Exhibition Contents

 

 

 「改良を重ねた先に、これしかないという形が見えてくる」

鈴木啓太が語るこの言葉は、彼のデザインへのアプローチを的確に表しています。柳宗理と鈴木啓太の第一の共通点は、機能的で美しい普遍的なデザインをつくりあげるために、何度も何度もモデルをつくり、自らの手で造り整えながら形を考える点にあります。柳のプロセスに本質的に影響を受けたと語る鈴木は、柳と同様、幼少のころから数々の民芸品や骨董品に触れ、目と手による感性を培ってきました。さらに2人の第二の共通点は、日常の生活用品にとどまらず、公共のデザインにも果敢に挑戦し続けていることです。その過程では、形の美しさだけでなく、様々なバックグラウンドを持つユーザーにも配慮しなくてはいけません。個人が選ぶことのできない公共デザインこそ、最も機能的で美しいデザインが必要だと語る2人のデザイナーですが、そのぶんソフト面、ハード面ともにたくさんの改良が不可欠です。そんな苦悩や課題をどう乗り越え、1つのプロダクトの誕生までつなげていくのか。普段公開されることのない貴重な資料や作品モデルをとおして、1本の線が立体的な形となるまでのプロセスを紐解きます。

 

1. 柳宗理の線、鈴木啓太の線

非常にシンプルな機能であるがゆえに、プロダクトデザイナーの個性が最もよく反映されるといわれるグラス。柳宗理と鈴木啓太が各々手掛けたグラスの線からも、彼らがなにを考え、その形へ辿り着いたのかが透けてみえるようです。あえて底面を重くさせた柳の「清酒グラス」、そして薄いガラスに日本の原風景を閉じ込めた鈴木の「富士山グラス」。造形美と機能美の両立を目指した2人の思想が線となり形となり、私たちに語りかけてきます。

2.「線を探す」―何百ものモデル制作を超えて

デザインの過程で生まれるものを愉しみ、手を動かしながら理想の形を探り続けた柳宗理。変わっていくプロセスこそ「正直なデザイン」と語った柳の姿勢は、鈴木に多大な影響を与えてきました。3Dプリンターという最新技術を駆使しながらも、手で触れて削り、微調整を繰り返す鈴木。1つのプロダクトを作るまで、何百ものプロトタイプが積み上げられます。試行錯誤の連続ともいえるデザインプロセスを、初公開となる新作のナイフを通じて紹介します。

3.「線を紡ぐ」—積み重ねが個性につながる

柳宗理は近代デザイナーの中でも特に多作であり、手がけたアイテムの多くは今も家庭で使われているものばかりです。アートのように一部の人が所有するのではなく、人々の生活に密着してこそプロダクトデザインの意味がある。鈴木もまた、一般に流通し多くの人が使うことで、次世代のスタンダードとなるデザインを作ることを目標にしています。日用品から公共物まで、これまで鈴木が手がけた様々なプロダクトから、彼のデザインの特徴と未来への視点が垣間見えます。

4.「線を生む」―現場をとらえたドキュメンタリー

24歳の時に柳のオフィスを訪問した鈴木は、柳自身の手によって世界中から集められた膨大な数のプロダクトを見て、彼がどれほどの葛藤をへてデザインを生み出しているかを思い知ったと言います。鈴木もまた様々なプロダクトを蒐集し過去の名作から影響を受け、線を紡いできました。弥生土器から近代作家の工芸品までが並ぶ鈴木のオフィスで撮影されたドキュメンタリー映像から、プロダクトが生まれるまでの過程に迫ります。

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鈴木啓太

Keita Suzuki

 

 
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プロダクトデザイナー。1982年生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻卒業。2012年PRODUCT DESIGN CENTER設立。祖父の影響で幼少より骨董に興味を持ち、ものづくりをはじめる。物の歴史を一歩進める「堅実な革新」をテーマに幅広い領域でプロジェクトを手がける。2015年『サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ』招待作家。2016年『HUBLOT DESIGN PRIZE 2016』ファイナリスト(アジア人初)。金沢美術工芸大学客員教授。グッドデザイン賞最年少審査委員。これまでの代表作に「富士山グラス」「相模鉄道20000系」などがある。

Product designer, born in 1982. Founded the Product Design Center in 2012. Influenced by his grandfather, he has had an interest in Japanese antiques since his childhood, and developed the philosophy of ‘steady innovation’, by which product design is seen as part of a historical time-line and he aims to move it forward. Participated in the Biennale Internationale Design Saint-Etienne 2015 as a guest designer. He became the first Asian designer to be selected as a finalist for the Hublot Design Prize 2016, and is the youngest juror for the Good Design Award in Japan.

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イベント

Events

 

オープニングパーティー

日時:2018年8月4日(土)15:00−17:30

会場:柳宗理記念デザイン研究所
※どなた様もご参加いただけます。
※16:00より、ドリンク・軽食の提供を行います。

Opening Party

15:00-17:30, Saturday, 4th August 2018

Place: Yanagi Sori Design Memorial
We look forward to everyone's participation. 


トークショー1.「線がうまれる時」

日時:2018年8月5日(日)13:00−14:00

会場:柳宗理記念デザイン研究所 二階
出演:鈴木啓太
※下記のフォームからお申込みください。

Lecture1. "When a line is born"

13:00-14:00, Sunday, 5th August 2018

Place: Yanagi Sori Design Memorial 2F
Speaker: Keita Suzuki
If you wish to participate, please fill out the form shown below.

本トークショーは満席のため受付終了いたしました。たくさんのお申し込みをありがとうございました。


トークショー2.「鈴木啓太の線」

日時:2018年8月12日(日)13:00−14:00

会場:柳宗理記念デザイン研究所 二階
出演:鈴木啓太
※下記のフォームからお申込みください。

Lecture1. "LINE by Keita Suzuki"

13:00-14:00, Sunday, 11th August 2018

Place: Yanagi Sori Design Memorial 2F
Speaker: Keita Suzuki
If you wish to participate, please fill out the form shown below.

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ギャラリー

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 Photo, Movie: Kenta Hasegawa

Photo, Movie: Kenta Hasegawa